音楽制作・DTM用のPCとして、マウスコンピューターのmouse A5-A5A01SR-A と mouse B5-A7A01SR-Aは優れたラップトップ・ノートパソコンといえます。近年のMacBook Proと引けを取らないスペックながら安価で購入でき、予算に制限がある方やコスパを求める方には最適だからです。
この記事では、DTM向けPCの海外評価と、著者の体験も踏まえてマウスコンピューター上記2種のスペックを、DTMをはじめクリエイティブ系ツールの定番モデルであるMacBook AirやMacBook Proと比較しながら説明します。お悩みが少しでも解消されれば嬉しいです。
さっそく結論です。
おすすめラップトップ その1:mouse A5-A5A01SR-A
マウスコンピューターのmouse A5-A5A01SR-A(以後A5)は 音楽制作に重要なスペックを備えつつ、安価で入手できるラインナップと言えます。
おすすめラップトップ その2:mouse B5-A7A01SR-A
マウスコンピューター mouse B5-A7A01SR-A(以後B5)は、長い視点で余裕を持って音楽制作ができる本格的なラインナップといえます。
なぜマウスコンピューターのA5とB5のラップトップがDTM・音楽制作おすすめといえるのか。ここではMacBookとマウスコンピューターを、それぞれ近しい性能の機種同士で比較してみます。
MacBookと比較するのは、MacBookが性能面とソフト面の両方の視点からDTMの定番機に上がりやすいラップトップだからです。
まずはmouse A5-A5A01SR-AとMacBook Airを比較してみましょう。
| mouse A5-A5A01SR-A | 13インチ MacBook Air | |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 5 7430U(6コア / 12スレッド / 2.30GHz / 最大4.30GHz) | Apple M5(10コアCPU、標準構成は8コアGPU) |
| メモリ | 16GB | 16GBユニファイドメモリ |
| ストレージ | 500GB NVMe SSD | 512GB |
| 画面 | 15.6型 / 1,920×1,080(フルHD) | 13.6型 / 2,560×1,664 |
| 端子 | HDMI、USB-C 10Gbps、USB-A×3、有線LAN、microSD、ヘッドホン端子 | MagSafe 3、Thunderbolt 4(USB-C)×2、3.5mmヘッドホン端子 |
| 参考価格(税込) | 108,700円〜 | 184,800円〜 |
mouse A5-A5A01SR-A は、MacBook Airと比べてブランド力や軽量さでは不利ではあります。ですが、16GBメモリ・500GB SSD・15.6インチ画面・豊富な端子を備えながら価格を大きく抑えられるのが強みです。
とくに、オーディオインターフェースや外部SSDを使う前提なら、有線LANやUSB-A、HDMIをそのまま使える点は実用上かなり大きなメリットです。
続いてmouse B5-A7A01SR-AとMacBook Proの比較です。
| mouse B5-A7A01SR-A | 14インチ MacBook Pro | |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 8845HS | Apple M5(10コアCPU) |
| メモリ | 32GB | 標準は16GB、購入画面では32GB構成も選択可 |
| ストレージ | 1TB NVMe Gen4×4 SSD | 1TB SSD |
| 画面 | 15.3型 / 2,560×1,600(WQXGA)/ 120Hz / sRGB比100% | 14.2型 / 3,024×1,964 Liquid Retina XDR |
| 端子 | USB4 40Gbps、USB-C 10Gbps、USB-A×3、HDMI、有線LAN、SDカード、ヘッドホン端子 | MagSafe 3、Thunderbolt 4×3、HDMI、SDXC、3.5mmヘッドホン端子 |
| 参考価格(税込) | 209,800円〜 | 279,800円〜(M5 / 1TB標準) |
mouse B5-A7A01SR-A は、MacBook Proと比べたときも、32GBメモリ・1TB SSD・WQXGA画面・USB4・有線LAN付きという構成を20万円台前半で用意できるのが大きな強みです。
画面品質やApple Siliconの完成度ではMacBook Proに魅力がありますが、WindowsでDTMやクリエイティブ用途をコスパ重視で組むなら、B5はかなり本命に近いと整理できます。
DTM・音楽制作に欠かせないスペックとは
上記の比較表にも用いていますが、ここでDTMで大事なスペックを改めて整理してみます。
CPUは最優先で見るべき
DTMではCPUが最重要です。Ableton Live 12の最低条件も、Windowsでは第5世代Core i5またはAMDマルチコアCPUです。つまり「起動するか」ではなく、「録音時の低レイテンシーやプラグイン処理まで含めて快適か」を考えるなら、CPUを最優先で確認するのが正解です。
メモリは16GBを最低基準、32GBで安心
Ableton Live 12の最低条件は8GB RAMですが、これはあくまで最低条件です。スムーズに作業するなら16GB以上、大規模プロジェクトや高品質音源を多用するなら32GB以上が理想といえるでしょう。
SSDは500GBで始められるが、長く使うなら1TBが安全
ストレージは容量だけでなく速度も重要です。Abletonは、Live 12の基本インストールに約6GB、追加サウンドに最大76GB必要とし、さらにストレージ速度がプロジェクト読み込み、録音、サンプルストリーミングに影響すると案内しています。
画面サイズと解像度は、作業効率に直結する
Ableton Live 12の最低表示条件はWindowsで1366×768、macOSで1280×800です。ただ、マウス公式のDTM記事では、作業効率を考えるなら14インチ以上・フルHD以上を推奨しています。A5は15.6型・1920×1080、B5は15.3型・2560×1600なので、どちらもこの条件を満たします。特にB5はWQXGAなので、ミキサー、プラグイン、アレンジ画面を同時に扱いやすいです。
端子は、ノートPC選びで軽視しない方がよい
ノートPCでDTMをするなら、オーディオインターフェース、外部SSD、場合によっては外部ディスプレイもつなぎます。
PreSonusは、外付けストレージは共有帯域の影響を受けることがあり、内部ストレージの方が一貫して安定しやすいと案内しています。そのうえでThunderbolt 4は40Gb/sで、オーディオやビデオなどの高負荷ワークに向くと説明しています。つまり、CPUとメモリだけでなく、USB-Cが何本あるか、HDMIや有線LANがあるかも見ておくべきです。
補足:MacはなぜDTM候補として強いのか
MacがDTMで定番候補になりやすいのは、上記の大事なスペックにおいて、現行のMacBook AirやMacBook Proが、16GB級メモリや高速SSD、高解像度ディスプレイ、Thunderbolt系端子など、音楽制作で重視される条件を満たしやすいからです。
この前提を元に、マウスコンピューターの各機種の音楽制作に重要なスペックをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
マウスコンピューターのA5とB5は、DTM目線でどう違うか
A5は「安く始める」ための現実的な入門機
A5の良さは、10万円台前半でDTMの入門ラインを押さえられることです。
仕様は Ryzen 5 7430U、16GBメモリ、500GB NVMe SSD、15.6型フルHD、HDMI、USB-C 10Gbps、USB-A、有線LAN、microSDカードリーダーで、メモリは最大32GBまで対応します。
マウス公式のDTM記事でも、A5は「初めてのDTMにもおすすめ」と紹介されています。録音、打ち込み、軽めのミックスまでを予算重視で始めたい読者には、かなり現実的です。
B5は「長く使う」前提ならこちらが本命
B5の強みは、CPU、メモリ、SSD、画面、端子のすべてに余裕があることです。
仕様は Ryzen 7 8845HS、32GB、1TB NVMe Gen4 SSD、15.3型WQXGA、USB4 40Gbps、USB-C 10Gbps、HDMI、有線LAN、SDカードリーダーで、メモリは最大64GBまで対応します。
PreSonusが重視するCPU性能、32GB級メモリ、速いストレージという考え方により近く、A5より頭打ちが遅い構成です。サンプル音源やプラグインが増える前提なら、こちらの方が後悔しにくいです。
A5を選んでよい人、B5を選ぶべき人
A5は「DTMをまず始めたい」「録音と打ち込みが中心」「予算は10万円台前半に抑えたい」という人向けといえるでしょう。
B5は「最初から余裕を持ちたい」「ソフト音源やプラグインを増やしたい」「長く使いたい」「外部機器との接続性も欲しい」という人向けといえるでしょう。
A5は“始めるための一台”、B5は“買い替え頻度を下げる一台”と考えると分かりやすいです。
A5・B5・Macを並べるとどう見えるか
まず価格帯を見るとこうなる
2026年3月時点では、A5は108,700円から、B5は209,800円から、13インチMacBook Air(M5)は184,800円から、14インチMacBook Pro(M5)は279,800円からです。
単純な価格順では A5 < MacBook Air < B5 < MacBook Pro です。
CPU・メモリ・SSDで見るとこうなる
A5は Ryzen 5 7430U / 16GB / 500GB なので、主要DAWの最低条件や入門実用ラインには届いています。
B5は Ryzen 7 8845HS / 32GB / 1TB で、より長期運用向きです。
つまり、必要十分で安いのがA5、Windowsで余裕を取りにいくのがB5と整理できます。
画面と端子で見ると違いが出やすい
A5は15.6型フルHDで、HDMI、USB-C、USB-A、有線LAN、microSDがあり、必要最低限の接続性は十分です。
B5は15.3型WQXGAで、USB4、USB-C、HDMI、有線LAN、SDカードリーダーまで備え、外部SSDやディスプレイの扱いがより楽です。
端子の観点では、A5は必要十分、B5はWindows側でかなり使いやすいと言えます。
まとめ
2026年時点で「マウスコンピューターはDTMにおすすめか」と聞かれたら、答えは「はい」です。
ただし、A5とB5は同じおすすめでも意味が違います。
A5は、主要DAWの入門ラインを満たしつつ価格をかなり抑えた、始めやすい一台です。
B5は、CPU・メモリ・SSD・解像度・端子に余裕があり、長く使う前提でより強くおすすめしやすい一台です。
これまでも各種容量も大きくCPUの性能も優れていましたが、最新モデルも音楽制作・DTM用のラップトップの選択肢としてスタンダードな性能を誇っています。
ラインナップは定期的に更新されているため、この記事で挙げた機種が掲載されていないかもしれませんが、チェックするポイントはCPU、RAM、SSDと変わりません。あとはモニターのサイズをどうすべきかになるかと思います。
実際に使用してみた感想
著者は、2019年に前身モデルとなる『DAIV-5P』を購入し、音楽制作・DTMを行っています。大きなトラブルはないですし、問題なく使えていますね。
マウスコンピューターのレビューでよく見かける「キーボードの独特な配置(エンターキー、バックスペースキーの大きさなど)」についても慣れました笑。
以下ではマウスコンピューター DAIVを用いた音楽活動、主にストリーミング配信での収益報告もしていますので、よろしければ。
https://yohein.com/music/report/eaning-money-by-music-2020.html
以下も検討の際にどうぞ。
https://yohein.com/music/equipment/best-laptops-music-production-so-far.html
header photo by Jamakassi on Unsplash





