【DTM】モニターヘッドホンを選ぶポイント・知っておくべきこと【2020】

【DTM】モニターヘッドホンを選ぶポイント・知っておくべきこと【2020】

音楽制作・DTMにはモニターヘッドホンが欠かせません。この記事ではモニターヘッドホンを購入する前に知っていると便利な基礎知識をまとめました。

さっそく結論です。モニターヘッドホンは、購入前に下記をおさえておくと良いです。

選ぶポイント

  • クローズ型かオープン型
  • 周波数特性
  • 快適さ

決めておくと良いこと

  • どんな目的で使うのか決めておく
  • ざっくりと予算を決めておく


この後、それぞれ詳しく見ていきます。

モニターヘッドホンとは

オーディオテクニカ ATH M50X
そもそも、モニターヘッドホンとは何を指すのかを整理します。モニターヘッドホンは、主に音楽制作、録音、ミックス、そしてマスタリングなどで使用されるヘッドホンを指します。

スタジオヘッドホンともいわれますが、現在は、専門のスタジオだけでなく、自宅でノートパソコンでDTM制作を行う際にも利用されます。

モニターヘッドホンはなぜ必要なのかというと、制作途中で、正確に音を把握するときに重要な役割を担っているからです。

特に、楽器演奏者ではなく、ヒップホップなどダンスミュージックのプロデューサーの場合、PCなどでのトラック制作がメインになります。その時に必要なのは、フラットな音域で再生してくれるヘッドホンです。

フラットな音質とは、エンタメ用のヘッドホンのように重低音や高音が強調されていない、音本来の振動をそのまま再現するという意味です。

趣味用のヘッドホンとは特性が違う

趣味で音楽を聴いたり、ゲームや映画などのエンターテイメント用途で用いられるヘッドホンとは役目が異なります。

一般消費者向けのヘッドホン(エンターテイメント用に作られたヘッドホン&イヤホン)は、音に迫力が出るように色付けされています。低音と高音が人為的にブーストされ、気持ちよく感じるようになっています。

音源を録音したり制作したり、そしてミキシングする際は、そういった特定の周波数が強調されているものは必要ありません。

なぜなら、フラットで正確なモニターヘッドホンで聞こえた音がバランスの取れたサウンドであれば、その曲は、ノートPCのスピーカーや安いイヤホン、車のステレオ等、リスナーが聞く環境でも心地よく響くためです。

モニターヘッドホンを選ぶポイント

ここからは、購入前に決めておくべきこと、知っておくべきことを説明します。

ヘッドホンにはクローズ型とオープン型がある

ソニー MDR7506
ヘッドホンには、クローズ型、セミオープン型、オープン型といった種類があります。いずれも特徴が異なるので、選ぶ際に非常の重要なポイントになります。

クローズ型 ヘッドホン

耳を完全に密閉するイヤー カップを備えています。イヤーカップは柔らかいパッドに覆われ、音は外に漏れずイヤーカップ内にとどまります。ヘッドホンの多くはこのクローズ型です。

クローズ型ヘッドホンは、外部の音を完全に遮断する際に最適です。音が引き締まって集中力が増し、結果として低音域が少し誇張されてしまうかもしれません。

さらに、サウンドステージやステレオの分離など、広く開放的には聞こえません。言い換えれば、ヘッドホンをつけているような感じになります。

オープン型 ヘッドフォン

密閉されていないイヤー カップが特徴です。耳の反対側のイヤーカップの部分(外界に面している部分)が開いているため、音はヘッドホンの外にも伝わります。

オープン型ヘッドホンは、音が漏れやすくなります。そのため、騒々しい環境での使用は控えたほうが良いです。静かな環境であれば、オープン型ヘッドホンの方が音が格段に良く聞こえることがあります。音がより自然に聞こえ、音の空間を大きくとらえる事が出来るためです。

セミオープン型は、その中間に位置しています。音漏れがあるため、騒がしい環境にはお勧めできません。

周波数特性

Bose QuietComfort 35 II/QC35 II

quote from :Rtings.com

音の周波数はヘルツ(Hz)で表されます。人間は一般的に20Hzから20,000Hzまで聞くことができます。すべてのヘッドホンは、再現可能な周波数の値を製品概要に記載しています。
人間が識別できる範囲を超えた周波数(5 ~ 35,000 Hz など)を持っているヘッドホンもありますが、それが音質が良いことを保証するわけではありません。

周波数特性だけを見て購入しないようにしましょう。重要なのは、ヘッドホンの周波数応答曲線です。どんなヘッドホンも、完全にフラットな周波数特性を持っていません。この周波数応答曲線は、制作中(とくにミックス中)に注意すべき周波数がどこかを示しています。

快適さ

ヘッドフォンの快適性も重要です。制作に集中するためには、心地よいヘッドホンを購入しましょう。実際に装着する機会がない場合は、人気のラインナップを買えば間違いないはずです。

モニターヘッドホンを購入する前に決めておくと良いこと

どんな目的で使うのか決めておく

どんな目的で使うのか決めておく
ヘッドホンにはオープン型、クローズ型があり、それぞれ特徴を持っています。ですので、モニターヘッドホンを使って何をしたいのかを把握することが重要です。

以下にいくつかの具体例を記載しました。

オープン型ヘッドホン

  • 静かな空間で作業をしていて、できるだけ正確なプロダクションやミックスをしたい場合
  • 静かなホームスタジオがあり、夜中にミックス作業をしたり、家族や隣人がいるためスピーカーが使えない場合

クローズ型ヘッドホン

  • 喧しい空間で作業をする際、音漏れを防いでギターやボーカルなどの生楽器を録音したい場合
  • 頻繁に移動する、外出先でも制作する場合


一番の理想は、レコーディング用のクローズ型ヘッドホン、ミキシング用のオープン型ヘッドホン、そしてミックスを違う環境で比べるために、それらとは別にいくつか持っていることです。

ですが、多くのヘッドフォンを所有することは、予算が必要になるだけでなく、実用的なわけではありません。重要な用途に優先順位をつけて、一番優先すべき作業に適したものをまず選びましょう。

初めて購入する場合はクローズ型が良い

上記の通り、クローズ型、オープン型でそれぞれ特徴と用途があります。ですが、クローズ型はマスタリング・ミキシングにも使われることもあります。つまり、2種類購入する予算がない方や、初めてモニターヘッドホンを購入する方は、クローズ型を選ぶのが妥当です。

予算を決めておく

最適なモニターヘッドホンを選択する際の最も大きな決定要因は、予算です。

だいたい1万円が下限となり、そこから1万円ごとに異なるラインナップが揃っています。最初から高価なものを買わなくても、1万円クラスでもプロが使うモデルはたくさんあります。

最初の購入にお勧めの2モデル

まだ音楽制作用のヘッドホンを持っていない場合、1万円程度で買える下記いずれかがお勧めです。


【海外で高評価】YouTuberも必須?オーディオテクニカ ATH-M50x ヘッドホン レビュー

Sony MDR7506 | 海外レビューの評価は【地球最高コスパのヘッドホン】

上記はいずれもクローズ型です。

すでに上記や同等予算のヘッドホンを利用しており、アップグレードしたい場合は、2万円~3万円の範囲で検討すると間違いないはずです。
下記記事では、海外メディアでよくお勧めされるモニターヘッドホンをまとめています。

海外調査|音楽制作・DTMにおすすめのヘッドホン8選

少しでも新しい気付きなどがあればうれしいです。お読みいただきありがとうございました。