【本記事は広告を含みます】
ズーム社が提供する「MS-50G MultiStomp」は、55種類のサウンド(47エフェクトと8種類のアンプ・モデル)の中から同時に6つのエフェクターを使用できる超小型のマルチ・エフェクター。
自分もギターの音を録音する際にしばしば利用しています。海外ではどういった評価がされているのでしょうか。調べてみました!
一番の評価ポイントはやはりサイズと値段
結論からいえば、とても高い評価を得ています。変幻自在なオール・イン・ワン・ペダル型のマルチエフェクターは他にもありますが、この「MS-50G MultiStomp」の最大のアドバンテージは、そのコンパクトなサイズ、最大6つのエフェクトを使用するパッチを設定できる点、そして1万円以下という手頃な価格で手に入る点でしょう。
ズーム社自身も「MS-50Gは、マルチエフェクト・ペダルとアンプモーラーをシングルサイズのストンプボックスに詰め込んだ、初めてのモデルだ」だと説明しています。要は小型のマルチエフェクターだぞと。
BOSSのコンパクトエフェクターと比べるとやや大きいので、世界最小とまではいえませんが、マルチ・エフェクターでここまで小さい点はやはり大きな長所といえますよね。
主な仕様
電源
電源はZoomのAD-16など500mAを出力できるアダプタ、もしくは単三電池ふたつで最大7時間の使用が可能です。
ボディ
筐体は、銀色のダイカストボディ、3つのノブ、フットスイッチ、きれいな4x3mmのLCDディスプレイで構成されています。フットスイッチが四方向カーソルで囲まれており、上下左右に押すことで各種画面をナビゲートできます。
メモリ(保存機能)
MS-50Gのサウンドは合計50個のパッチメモリに保存できます。最初の30個のプリセットはあらかじめプログラムされていますが、すべて上書き可能です。中央のコントロールノブを押すとパッチリストが表示され、コントロールをスクロールしてどのパッチを使うか選択できます。
エフェクター連携の仕様
各パッチは6つのエフェクト・ブロックのチェーンで構成できます。各エフェクト・ブロックはモデル化されたアンプやエフェクトを備えています。
ノブとカーソルに慣れれば、サウンドを編集するのはかなり簡単。水平カーソルはチェーンのブロックを左右にスクロールし、垂直カーソルはすべてのアンプとエフェクトをスクロールしてエフェクト・ブロックに追加するかどうかを決められます。
各アンプやエフェクトには、編集可能なパラメーターが一度に3つずつ画面に表示され、3つのノブで調整可能です。
各アンプまたはエフェクトには、編集可能なパラメーターが3つずつ画面に表示され、3つのノブで調整されます。編集可能なパラメータが4つ以上ある場合は、3番目のノブを押して次のページに移動します。すべての変更はデフォルトで自動的に保存されますが、手動保存に切り替えることができます。
つまり、ある曲のオートワウと次の曲のためのフェイザーが必要な場合は、パッチとして保存されます。中央のつまみを押すだけです、目的のパッチまでスクロールしてもう一度ノブを押します。
チューナーも搭載
フットスイッチを押し続けると、自動クロマチックチューナーが呼び出され、チューニングを認識するように切り替えることができます。また、タップ・テンポのためにフット・スイッチを設定することもできます。また、MS-50Gが確実に最新の状態に保たれるように、ファームウェアのアップデート用のUSB接続もあります。
おおむね現代的な機能は搭載していると言えますね。
音の特徴と評価
豊富なアンプ・モデリング
MS-50Gのモデルは、G3とG5に搭載されていたモデルのダウングレード版といった感じです。とはいえアンプ・シミュレーターとして、3つのフェンダー(’65 Twin Reverb、’65 Deluxe Reverb、Tweed Bassman)、Vox AC30、Marshall Plexiが備わっているので高く評価されています。
47種類のエフェクター
エフェクターは、モジュレーション、フィルター、ピッチシフト、ディストーション、ディレイ、リバーブなどが搭載されています。大部分のエフェクターは一般的なモデルが搭載されていて、特にオーバードライブ/ディストリビューションのカテゴリでは、Big MuffやTS-808など有名なエフェクターがモデリングされています。
大半の人は、6つのパッチスロットにそれぞれ1種類ずつエフェクターを設定していく使い方をするはずです。おそらくオーバードライブとディストーションの両方を同時に選択する人はほとんどいないでしょうが、そういう使い方も出来ますね。
こんな声もありました。
ライブで曲ごとに異なるタイプのモジュレーションを使用したいのに、フェイザー、フランジャー、コーラス、トレモロペダルをボードに置くスペースがない場合、MS-50Gで代用するのが最良の解決策だ。
まとめ
現在、一般的な市場価格は1万円程度のMS-50G。搭載された全サウンドがあらゆるプレーヤーにアピールするとは言い切れませんが、エフェクターを多用する人にとっては安くて非常に実用的といえますね。
空間系エフェクターを置ききれない!荷物を減らしたい!といった場合の選択肢として大いにお勧めできます。
コメントを残す