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ノイズキャンセリングヘッドホン『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、BOSE社の新たなプレミアム・ラインナップの第一作として発売されました。洗練された美しいデザインと多機能性は、2020年代のBOSEの方向性を示唆する製品とも言われています。この記事では、『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の特徴を海外レビューの内容・評価とともに紹介します。
Contents
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の海外レビューの主な評価
海外メディアのレビューでは、主に以下のような評価が書かれていました。
- 滑らかで洗練されたモダンなデザイン
- 通話品質に優れている
- 11段階のノイズキャンセリング機能は大幅なアップグレード
ノイズキャンセリング機能や値段にふさわしいデザインもさることながら、通話品質についてもかなり高い評価が集まっていましたね。
そして以下のような方々に最適だとも書かれていました。
- 旅行者。飛行機や電車の音を遮断に最適
- 学生。高価だが図書館の騒音から隔離できる
- 最高の品質を望んでいる人
具体的な海外メディアのレビューもいくつかご紹介します。
良い点
* 優れたノイズキャンセル
* 楽しく生き生きとした音
* 見事なデザイン悪い点
* バッテリーの寿命はもっと長いほうがありがたい
* ライバル製品よりも高価『Bose Noise Cancelling Headphones 700』のノイズキャンセレーションテクノロジーはクラス最高レベルであり、騒音の多いフライトや忙しい通勤での使用に最適だ。そして洗練されたモダンな造りでありながら、デザインの面で他社に勝っている。
https://www.techradar.com/reviews/bose-noise-cancelling-headphones-700-review
良い点
* 滑らかで魅力的なデザイン
* 通話と音楽の優れたノイズキャンセル
* 正確でバランスの取れたオーディオ
* スマートで直感的なボタンとタッチコントロール悪い点
* 高価『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、前身である『Bose QuietComfort 35 II』から王冠を引き継いだ。音楽の試聴や電話の応答と同じように調整できる、効果的なアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載している。また、セクシーで新しいデザインとバランスのとれた正確なオーディオパフォーマンスも優秀だ。長所が短所をはるかに上回っているため、『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は全体的に最高のヘッドフォンだ。
https://www.tomsguide.com/reviews/bose-700-noise-cancelling-headphones
良い点
* 詳細で正確な音
* 印象的なノイズキャンセル
* クラス最高の音声通話
* なめらかな薄型デザイン
* レスポンシブタッチコントロール
* 快適悪い点
* 高い
* EQコントロールなし
* イヤーカップは外側に回転します(折りたためない)『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は洗練されたデザイン、多数の便利な機能、ノイズキャンセル(通話と音楽)、そして音の品質改善が際立っているため、40,000円以上の高い値段は競争力を弱めることはない。今日購入できる最高のノイズキャンセリングヘッドホンのアップグレード版といえる。
https://www.laptopmag.com/reviews/headphones/bose-700-noise-cancelling-headphones
長所
優れたユーザー調整可能なノイズキャンセリング、クラス最高の環境音、クラス最高の音声通話、優れたサウンド、優れたコントロール、優れたバッテリー寿命、マルチポイント接続、快適なUSB-C、強化されたGoogle Assistantサポート短所
* 高価、aptXなど非対応、折り畳まない『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、BOSEのヘッドホンを”ビジネスマンが長距離移動向けに購入する商品”というこれまでの認識から、”高価でデザイン主導の豪華な商品”へと転換しようとする会社の方針がうかがえる。
https://www.theguardian.com/technology/2019/sep/16/bose-noise-cancelling-headphones-700-review-less-business-more-modern-design
近年のライバルソニーを意識した操作性や機能、今までのラインナップとは一線を画すモダンなデザイン、そして挑戦的な値段設定は、BOSEの新たな会社方針を感じずにはいられません。2020年に発売が予定されている同ラインナップのイヤホン市場への布石でもあります。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』とは
改めて『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の特徴をご紹介します。『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は2019年に発売されたオーバーイヤー型のノイズキャンセリングヘッドホンです。BOSE社はアクティブ・ノイズキャンセリング型のヘッドホンを世の中に知らしめた最初の企業で、QuietComfortシリーズは20年近く世界中の旅行者に愛されています。
しかし近年、ライバル社の製品がBOSEに追いつきつつあります。特にソニーの『Sony WH-1000XM3』は近年最高のノイズキャンセリング・ヘッドホンと称されることもしばしばです。『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、こうした製品との差別化を図るためにリリースされた商品という位置づけで間違いないでしょう。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の主な仕様・デザイン性
主な仕様は下記のとおりです。
- 重さ:254g
- オーバーイヤーデザイン
- 11レベルのノイズキャンセル
- 音声アシスタント組み込み(ワンタッチアクセス)
- タッチコントロール
- Bluetooth 5.0対応
- Bluetoothの範囲:最大10m
- バッテリー充電時間:最大2.5時間
- 急速充電時間:3.5時間で15分
- バッテリー寿命:最大20時間
- USB-Cによる充電
- サポートされているコーデック:SBCおよびAAC
- 2つのカラーオプション:ブラックとシルバー
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の特徴的な仕様
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、BOSE製で初めてタッチコントローラーが搭載されたヘッドホンです。ボタンの代わりにタッチコントロールで音声の操作を行います。
再生/一時停止と呼び出しに応答するには右側のイヤーカップのBOSEロゴを2回タップします。音量を変更するには指を上下にスワイプ、トラックをスキップするには横にスワイプ、といった形で使います。
右側のイヤーカップには2つのボタンも装備されています。これらは電源、端末とのペアリング、音声アシスタントのコントロール(Google Assistant、Alexa、Siri)を操作するためのものです。
一方、左側のイヤーカップのボタンでは、ノイズキャンセリングレベルが制御できます。低、高、ノイズキャンセルのオフという3段階の切り替えが行え、専用のBoseMusicアプリで、この段階別のノイズキャンセリングのレベルを調整できます。
ボタンを押し続けると『会話モード』がアクティブになります。会話モードでは、外部の音が取り込まれ、ヘッドホンを装着しながら普通に会話が行えるようになります。
SonyのXM1000シリーズに搭載されたクイックアテンション機能に近い機能ですね。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の洗練されたデザイン
ヒンジなどの接続部分がほとんど見られず、まるでSF映画に出てきそうなメタリックで滑らかなフォルム。『Bose Noise Cancelling Headphones 700』が特に高い評価を受けているのが、この外観とデザインです。今まで存在したヘッドホンとは一線を画すその斬新で美しいフォルムに、あらゆるメディア、ライターがベタ褒めでした。重量は『QuietComfort 35 II』よりもわずかに思いものの、254gと軽量な部類。しっかりとした構築感があり、価格に見合う高級感があります。
合成皮革製のイヤークッションも快適で「長時間使用しても不快感を味わうことはなかった」「4時間継続的に使ったがイライラしなかった。」といった声が見受けられました。こうした快適さは、Bose QC35 IIから継承されているのでしょう。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は折りたたむことはできませんが、イヤーカップが90度回転させることができます。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』バッテリーについて
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』が『QC35 II』より優れている点のひとつに、充電の性能が挙げられます。右イヤーカップの下側に搭載されたUSB Type-Cポートから充電でき、2.5時間以内に100%まで充電が可能。クイックチャージ機能を使えばわずか15分で3.5時間分の充電が可能です。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』のノイズキャンセリング機能
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の大きな特徴のひとつが、11段階におよびノイズキャンセレーションのレベル調整。0~10のスケールで調整できるのです。最大となるレベル10では、周囲のほとんど全ての音をブロックします。老朽化した列車の音、ブルックリンからマンハッタンへの地下鉄通勤中の約20人の乗客の声がかすかに聞こえていたが、ノイズキャンセリングのレベル10にすると、それらの周囲の音がかき消されたため、SF小説に没頭して読むことができた。
https://www.laptopmag.com/reviews/headphones/bose-700-noise-cancelling-headphones
ノイズキャンセレーションのレベルを0まで下げると、専用の内部マイクによって周囲の音をヘッドホン内に取り込み始めます。操作方法は異なりますがソニー1000XMシリーズのアンビエントサウンドモードにも近しい機能ですね。
このノイズレベルゼロの状態に対し「ヘッドフォンをまったく装着していないかのよう感じさせること」がBOSE社の目標なのだとか。
先にも記載しましたが、この10段階のレベルは専用アプリで細かく設定でき、ヘッドホン本体では高・低・ゼロのいずれかにスイッチングが可能です。また、長押しすることで会話モードになり、一時的にノイズキャンセリングがオフになって、周囲の音を取り込むので、ヘッドホンを外さずに人と会話ができます。
ヘッドフォンにはノイズキャンセル用の6つのマイク
音声ピックアップ用に最適化された4マイク
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の通話・音声の品質
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』が高い評価を得ている点に通話品質もあります。いずれのメディアも文句のつけようがないほど明瞭なようです。メディアによっては、どんなヘッドホンよりもはるかに優れた音声の明瞭さを備えた新しい標準を設定した”といった賛辞もありました。
道路工事の隣で電話をしても叫ぶ必要性を感じない。騒がしい道端というより部屋にいるようだった。
https://www.whathifi.com/reviews/bose-noise-cancelling-headphones-700-review
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』には、搭載された4つの専用マイクによって音声を取り込みつつ、周囲の音と分離させ、ユーザーの声を聞き取りやすくしているのです。これは、ボーズのターゲット層でもある通勤時や騒々しい場所でリモートワークを行うビジネスユーザーに喜ばれる重要な点だったりします。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の音質
さてここからは『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の音についてご紹介します。
海外のレビューでは総じて以下のような評価をされていました。
- 洗練され、鮮明で生き生きとしたサウンド
- 全体的に明瞭で低域が鮮明
- ジャズやクラシックのディティールを引き出してくれる明るい音
鮮明、明るいといったワードが多く見受けられました。音に関する評価を数値で示すサイトをもとに詳しく見ていきます。
全体:7.3=バランスの取れた適切な響き
まずは全体の評価です。
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、適切な響きを持った密閉型オーバーイヤーヘッドホン。深く、力強く、パンチの効いた低音、均一でバランスの取れた中音、正常な高音だ。ただし、高音は少しディティールに欠けている。競合となる『Sony WH-1000XM3』より低音が強めではない。全体的に、デフォルトのサウンドプロファイルはかなりバランスが取れている。
https://www.rtings.com/headphones/reviews/bose/700-headphones-wireless
さらに細かく見ていきます。
低音:8.6=フラットで優れている
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の低音はフラットで優れています。ボーカルやリード楽器を圧倒することなく、強くパンチのある低音を味わえるとのこと。
中音:8.9=バランスが取れている
中域全体でかなりバランスが取れていおり、優れた音質とありました。
高音:7.5=バランスが良い
全体のバランスはとても良く、鋭い音をうるさく感じることはないようです。
音の再現性:8.0=適切な値
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の音の再現性は適切な値でした。遅延も発生しづらく、タイトな低音と透明な高音再生が保証してくれるとのこと。
音漏れ:7.4=適切な性能
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は音漏れに対して適切な性能です。オフィスで爆音で聴かない限り、同僚を煩わせることはないでしょうと。
ノイズの遮断性:8.2=非常に優れている
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』のノイズキャンセリングの性能は当然優れています。飛行機やバスのエンジンの深く響く低音、人の声が含まれる中音域、鋭い音いずれにも問題なく対応できるレベル。
まとめ
『Bose Noise Cancelling Headphones 700』の特徴を海外メディアによる評価とともにご紹介しました。
改めてまとめます。
- 滑らかで洗練されたモダンなデザイン
- 通話品質に優れている
- 11段階のノイズキャンセリング機能は大幅なアップグレード
以下のような方に最適です。
- 旅行者。飛行機や電車の音を遮断に最適
- 学生。高価だが図書館の騒音から隔離できる
- 最高の品質を望んでいる人
新たなラインナップとしてリリースされたプレミアムなノイズキャンセリングヘッドホン『Bose Noise Cancelling Headphones 700』。今後に続くラインナップもヘッドホン、イヤホンともにとても楽しみです。
おまけ:Bose Noise Cancelling Headphones 700とSony-1000XM3の比較
ボーズとソニーは、ここ数年のあいだノイズキャンセリングヘッドホンの市場で戦い続けています。そして2018年の『Sony WH-1000XM3』の登場によっていよいよ両者は五分五分になったのではという見方も多いです。そしてその後に『Bose Noise Cancelling Headphones 700』がリリースされたことで、いよいよ接戦という状況になりました。
調査のなかで発見した両者の比較記事をまとめてみましたので、ご参考までにどうぞ。
Sony WH-1000XM3が優れている点
Bose Noise Cancelling Headphones 700 にはない点とも言い換えられます。
- バッテリー寿命が長い
- 対応オーディオファイルの種類が多い
- 折りたためる
- (BOSEよりも)値段が安い
- 音質(EQ)をコントロールできる
Bose Noise Cancelling Headphones 700が優れている点
Sony WH-1000XM3にはない点とも言い換えられます。
- 充電しながら使える
- デザインが高級
- 将来の拡張性がある(BOSE ARなど)
- 通話品質に優れている
- 同時に2つのデバイスに接続可能
もっと詳しい比較は下記でご覧ください。
【海外評価で比較】Sony WH-1000XM3 と Bose Noise Cancelling Headphones 700 どっちが良いの?
最後までお読みいただきありがとうございました。