【海外評価で比較】Sony WH-1000XM3 と Bose Noise Cancelling Headphones 700 どっちが良いの？

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ノイズキャンセリングヘッドホンの市場では、近年BoseとSonyの熾烈な争いが続いています。特に2019年に発売した『Bose Noise Cancelling Headphones 700』は、『Sony WH-1000XM3』に照準を定めたスペックで、いよいよ接戦という状況。この記事では海外メディアの記事を参照し、どちらが良いか、様々な角度から比較しています。皆さんのモヤモヤが少しでも晴れると嬉しいです。

Sony WH-1000XM3 と Bose Noise Cancelling Headphones 700、どっちも多機能で簡単に比べるのが難しそう。どっちがどう良いの？

この記事は、こういった疑問にお答えします。

さっそく結論

さっそく結論です。複数の海外メディアの比較記事を読んだ結果、現時点ではSony WH-1000XM3が優勢という評価が多かったです。主に「価格面」と「持ち運びやすさ」の点から評価されています。

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Sony WH-1000XM3が優れている点

Bose Noise Cancelling Headphones 700 にはない点とも言い換えられます。

バッテリー寿命が長い
対応オーディオファイルの種類が多い
折りたためる
（BOSEよりも）値段が安い
音質（EQ）をコントロールできる

Bose Noise Cancelling Headphones 700が優れている点

Sony WH-1000XM3にはない点とも言い換えられます。

充電しながら使える
デザインが高級
将来の拡張性がある（BOSE ARなど）
通話品質に優れている
同時に2つのデバイスに接続可能

Sony WH-1000XM3に向いているのはこんな人

人気商品が欲しい人
旅行や長い通勤時に使いたい人
コスパを重視したい人

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Bose Noise Cancelling Headphones 700に向いているのはこんな人

他の人とは違うモノが欲しい人
新しい技術をいちはやく試したい人
デザインにこだわりたい人

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なぜこういった結論なのか、次の項から具体的にいくつかのトピックごとに2つのヘッドホンを比較していきます。

デザイン・品質

『Bose Noise Cancelling Headphones 700』とは

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結果：Bose Noise Cancelling Headphones 700の勝ち

Bose Noise Cancelling Headphones 700は、一般的なヘッドホンとは異なるデザインです。ヒンジによるつなぎ目がなく滑らかな流線形はとても近未来的で、これからのヘッドホンのデザインを予見しているようでもあります。
色も「ブラック」「ラックスシルバー」「ソープストーン」の3つから選べるのもポイントです。

Sony WH-1000XM3も、一般的なヘッドホンと比較すると高級感がありミニマルでとても美しいデザイン。ただしプラスチック製である点や、色を2種類からしか選べないことを考えると、軍配はBose Noise Cancelling Headphones 700に上がるのは仕方がないですね。

デザイン面は、最終的には個人の好みかなと思いますが、こういった点を考慮してBose Noise Cancelling Headphones 700が勝者と結論づけるメディアの方が多いですね。

ノイズキャンセリングの性能

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結果：引き分け

Bose Noise Cancelling Headphones 700は、0～10までの11段階のアクティブノイズキャンセリングレベルを備えており、それらのなかから0,5,10のように3つ設定してヘッドホンで操作できます。専用アプリを使えばお好みの調整もできます。イヤーカップを推し続けることで、内臓マイクによって外部の音が聞こえるようになる会話モードにスイッチされます。

Sony WH-1000XM3は、11段階のノイズキャンセリングの調整はないものの、Bose NCH 700よりもノイズキャンセリング能力に優れていると評価されています。独自開発のプロセッサ「QN1」を搭載したことによって、音質自体が向上しノイズキャンセリング処理時に発生するノイズや歪むを低減できるようになったためです。
また、自分の動作に応じて適切なノイズキャンセリングレベルに自動調整してくれる「アダプティブサウンドコントロール」も搭載。

後発のBose Noise Cancelling Headphones 700は、明らかにSonyを意識したノイキャン機能を搭載していますが、それぞれ独自性があり、優劣付けがたいというのは現状ですね。

持ち運びやすさ

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結果：Sony WH1000-XM3の勝ち

Sony WH1000-XM3は、プラスチック製なので本体を回転させて折りたたんでとても小さくできるため、携帯性にとても優れています。
一方、Bose Noise Cancelling Headphones 700は、持ち運ぶ際はイヤーカップを平らにできますが、回転させたり本体を折りたたむことができません。

よって持ち運びの際は少し大きめの荷物になります。また、重量もSony WH1000-XM3が1グラム軽いですね。

バッテリー

結果：引き分け

それぞれ、バッテリー寿命や充電に要する時間、クイックチャージ機能、併用などの観点で勝敗が異なります。自分の用途をイメージしながら読むと、どっちが最適かがわかると思いますよ。

バッテリー寿命

結果：Sony WH1000-XM3の勝ち

バッテリー寿命は、Bose Noise Cancelling Headphones 700が20時間なのに比べ、Sony WH1000XM3が30時間継続して使えます。

フル充電に要する時間

結果：Bose Noise Cancelling Headphones 700の勝ち

Bose 700は2時間半でフル充電、Sonyは3時間でフル充電と、充電にかかる時間はBoseに軍配があがります。

クイックチャージ

結果：Sony WH1000-XM3の勝ち

短時間の充電でしばらく使えるようになるクイックチャージ機能。Boseは15分間の充電で3.5時間使用でき、Sonyは、わずか10分間充電しただけで5時間使用できます。

充電時の利用

結果：Bose Noise Cancelling Headphones 700の勝ち

Bose 700は、バッテリー寿命は短くなりますが充電しながらヘッドホンを使うことができます。一方、Sony WH1000-XM3は充電中は利用できません。有線ケーブルを用いても音楽は聴けません。

音質

Sony WH-1000XM3 Wireless Review – RTINGS com

結果：Sony WH1000-XM3の勝ち

Sony WH1000-XM3は低音域が強調され、中音域と高音域がフラットなのが特徴です。今のダンスミュージックやヒップホップ、それらを下敷きにしたポップスを聴くのに最適な音色といえます。

Bose Noise Cancelling Headphones 700は、前身モデルでもある『QC35Ⅱ』よりは低音域が強調されているものの、全体的にフラット。ジャズやクラシックなどに最適と評価されていました。

音はそれぞれの好みなので優劣は付けがたいですが、Sony WH-1000XM3にはユーザーがEQ（音色）を調整する機能があり、さらにAAC、SBC、aptX、aptX HDなど、いわゆる「ハイレゾ」いわれる高音質のオーディオファイルに対応もしています。この点から音質についてはSonyに軍配があがります。

その他のオプション的機能

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結果：Bose Noise Cancelling Headphones 700の勝ち

オプション的な機能の充実がBose Noise Cancelling Headphones 700の強みとも言えます。

まず通話品質。Bose 700には合計8つのマイクが内蔵されており、そのうち2つが声を拾ってくれます。そして残りの6つのマイクは逆音波を発生して周囲の騒音を相殺してくれます。これによってとても鮮明に相手に声を届けることができます。

そして拡張性。Bose Noise Cancelling Headphones 700にはBose ARが搭載されています。利用者の位置情報を認識して、旅行やエンタメに役立つ情報、ゲームや学習教材など、さまざまな音声コンテンツを提供してくれる拡張現実プログラムです。2019年時点では日本では未対応の機能ですが、音のARサングラス『Bose Frames』も発売していますので、近い将来何かありそうですよね。

マルチデバイスへのBluetooth接続対応もソニーにはない点です。こうして列挙すると、BOSEは少し先の未来を見据えて、ヘッドホンに音楽試聴以上の可能性を見越した機能面を充実させているような気がします。