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2020年現在、音楽制作の環境は大きく変化しています。プロが用いるサンプルライブラリは60GBを超えるものもあります。こうしてソフトの容量が大きくなればなるほど、ストレージデバイスに要求されるスペックも大きくなります。この記事は、そうした背景を元に、音楽制作・DTMになぜSSDが最適なのか、SSDとHDDの違いやどちらを選ぶべきかについてまとめています。皆さんのお悩みが解決すれば幸いです。
Contents
さっそく結論です。
現代の音楽制作・DTMにとって、SSDはHDDよりもはるかに優れた選択肢といえます。SSDは、パフォーマンスと信頼性が大幅に向上しているからです。具体的には、長いロード時間、クリック音などのノイズ発生といった、音楽制作プロセスでのストレスが少なくなります。
イギリスの有力ガジェット系メディアPCmagも以下のようにまとめています。
SSDが向いているシチュエーション
– オーディオエンジニアやミュージシャン。音楽を録音している場合、HDDのスクラッチ音が邪魔になるのは避けたいものです。したがってHDDより静かなSSDがお勧めです。
引用:SSD vs. HDD: What’s the Difference? https://uk.pcmag.com/ssd/8061/ssd-vs-hdd-whats-the-difference
SSDとHDDの違い
SSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)は、どちらもコンピュータ用のストレージデバイスです。コンピュータはデータを保存するために機械的に回転するディスクに依存するHDDを用いることが主流でしたが、2000年代後半にコンシューマー向けのPCなどにSSDが採用され始めました。
速度
HDDが直接ディスクにデータを記録するのに対し、SSDはフラッシュメモリにデータを保存します – USBフラッシュドライブやSDカードに似ていますが、それらよりもはるかに高速です。平均して、SSDはHDDの4~5倍の速度で動作します。SSDとHDDの速度の違いは、主に機械部品のボトルネックに起因しています。
信頼性
また、SSDには機械的な部品がないため、落下による破損が起こりにくいというメリットもあります。
価格
こうした速度と信頼性の向上に伴い、SSDはHDDよりも高価です。HDDは1GBあたり4.7円なのに対し、SSDは1GBあたり17円とはるかに高い価格が設定されています。
SSDとHDD、どちらを選らぶべき?
結論から言うと、2020年の音楽制作において、SSDを選ばない理由はありません。10年前であれば、SSDはHDDのストレージ容量には及ばず、大容量のサンプルライブラリを用いる音楽制作では現実的な選択肢ではありませんでした。ですが、たとえばサムスンのPC内蔵SSD、860 EVO SSDは最大4TBの容量を提供しており、重いサンプルライブラリにも十分な容量を提供します。
※↓外付けSSDではありません※
上述した通り、SSDはHDDよりも高価であることは確かです。しかしHDDのような機械的な部品がないため、SSDは一般的にHDDよりもはるかに長持ちします。HDDは一度地面に落としただけで使用不能になることがありますが、SSDの場合は、落下しても正常に動作し続けるでしょう。
音楽制作の経歴が長くなればなるほど、サンプルライブラリはどんどん大きくなっていきます。また新しい製品も、よりリアルな表現力を記録した素材、より高いサンプルレートが採用されることで、容量はどんどん大きくなりつつあります。
こうした大規模なサンプルライブラリは大量のストレージ帯域幅を必要とします。80-160MB/sでデータを転送する7200RPMのHDDには限界があります。理論上の最高速度が3,500 MB/sの最新のSSDを使用した方が快適な音楽性・DTM生活を送れるはずです。
結論
音楽制作のためには、SSDの方がHDDよりも優れていることは間違いありません。2020年現代の音楽制作・DTMにとって、SSDはHDDよりもはるかに優れた選択肢になりました。SSDはもはや贅沢品ではありませんし、HDDでクリエイティブな可能性を制限する意味もありませんよね。
音楽制作・DTM歴が長い場合、どのようにHDDからSSDにデータを移行するかといった問題もありますが、これから音楽制作・DTMを始める方、始めたばかりの方は間違いなくSSDを選択すべきといえるでしょう。
SSDを標準搭載したMacBook Proは、音楽制作・DTMで断トツでお勧めされています。
国内のMacBook Proの対抗馬はマウスコンピューターのDAIVではないかと思います。
下記記事では、SSDを標準搭載した音楽制作に最適なラップトップ/ノートパソコンをまとめています。ご参考になれば幸いです。
【おまけ】海外メディアおすすめの外付けSSD
最後に、おすすめの外付けSSDをご紹介します。
1. サムスン T5 SSD
- 2020年の最高のポータブルSSD
- 信じられないほどの速さ、コンパクトさ、高級感
インターフェイス:USB Type-C
2. Seagate Fast SSD
- 2020年のお買い得なポータブルSSDの一つ
- スリムな外観の優れたデザイン、優れたパフォーマンス